インストール

注意: FreeBSD 上の Ebitengine は、作者によってあまりテストされていません。

デスクトップ環境

Ebitengine を動かすためには X Window system が必要です。 GNOME3 のようなウィンドウマネージャをインストールする必要があります。公式マニュアルを参照してください。 pkg install xorg を実行する必要があることに注意してください。

Go のインストール

Go をインストールしてください。 Ebitengine を動かすためには Go 1.15 以降が必要です。

Windows では、 C コンパイラは必要ありません。

C コンパイラのインストール

Ebitengine は Go だけではなく C も使っているため、 C コンパイラが必要になります。

最新の macOS ならば、ターミナル上で clang と入力すれば、 clang がまだインストールされていないのであれば、ダイアログが表示されます。指示に従ってインストールしてください。

clang 実行中に次のようなエラーメッセージが表示されるかもしれません。

xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun

その場合は xcode-select --install を実行して、コマンドラインツールをインストールしてください。

お使いのディストリビューションのパッケージマネージャを使ってください。例えば、 Ubuntu では apt が使えます。

apt install gcc

pkg を使ってください。

pkg install clang

依存ライブラリのインストール

Debian / Ubuntu

sudo apt install libc6-dev libglu1-mesa-dev libgl1-mesa-dev libxcursor-dev libxi-dev libxinerama-dev libxrandr-dev libxxf86vm-dev libasound2-dev pkg-config

Fedora

sudo dnf install mesa-libGLU-devel mesa-libGLES-devel libXrandr-devel libXcursor-devel libXinerama-devel libXi-devel libXxf86vm-devel alsa-lib-devel pkg-config

Solus

sudo eopkg install libglu-devel libx11-devel libxrandr-devel libxinerama-devel libxcursor-devel libxi-devel libxxf86vm-devel alsa-lib-devel pkg-config

Arch

sudo pacman -S mesa libxrandr libxcursor libxinerama libxi pkg-config

Alpine

sudo apk add alsa-lib-dev libx11-dev libxrandr-dev libxcursor-dev libxinerama-dev libxi-dev mesa-dev pkgconf
pkg install alsa-lib libxcursor libxi libxinerama libxrandr mesa-libs pkgconf

環境の確認

正しい環境を持っているかどうかは、サンプルを実行して確かめることができます:

go run -tags=example github.com/hajimehoshi/ebiten/v2/examples/rotate@latest

-tags=example は Ebitengine のサンプルを実行するために必要です。 Ebitengine サンプルのパッケージがビルドタグを必要とするためです。

回転する Gopher の絵がウィンドウ上に表示されたならば、おめでとうございます! Ebitengine を動かすための正しい環境が整いました。

Rotate example

Ebitengine を使ったプログラムの実行

Ebitengine は通常の Go ライブラリとして使用できます。プログラムが Ebitengine を使用していれば、 Go コマンドが自動的に Ebitengine をインストールします。

最初に、ローカルモジュールを作ります。

# Create a directory for your game.
mkdir yourgame
cd yourgame

# `go mod init` で go.mod を初期化する.
go mod init github.com/yourname/yourgame

github.com/yourname/yourgame のような URL をモジュール名に使用します。実際のところ、自分のプログラムを公開するつもりがないのであれば、 example.com/m などどんなモジュール名でも問題ありません。モジュール名は後でいつでも変えられます。

次のような内容で main.go ファイルを追加します:


go mod tidy を実行して、依存ライブラリを go.mod に追加します:

go mod tidy

最後に、プログラムを実行するために go run コマンドを実行します:

go run .

メッセージを含んだウィンドウが表示されるはずです:

Hello, World!